浄化槽ブロワーについて
浄化槽ブロワーの役割
●ブロワー(エアーポンプ)の役割
浄化槽は、家庭から出る汚水を微生物(好気性・嫌気性)の働きによって汚れを分解し、きれいな水にする為のものです。この微生物が死んでしまうと浄化槽としての機能が失われ、悪臭が発生します。
そのために、好気性微生物の呼吸を助けるため酸素を供給することがブロワーの1番重要な役割です。
ブロワーの選び方
●ブロワー(エアーポンプ)の選び方
ブロワーにはいろいろな種類があります。そのため間違った選び方をするとせっかく購入したブロワーが使えないという事になってしまいます。
基本は、現在使用しているブロワーの風量と同じであれば大丈夫です。
風量が同じであればメーカーが違っても大丈夫です。
※風量とは・・・ブロワーから送り出される空気の量
1分間に送り出される空気の量が60ℓの場合 風量60となります。
ブロワー本体には 60L/minと表記されています。
同じ風量でも機種によっては消費電力や耐用年数が変わります。
また設置場所や浄化槽の使用状況(人数)によっては風量を変えた方が快適になる場合もあります。
※お問合せ頂ければ消費電力や耐用年数また修理発生頻度などを考慮し最適なブロワーをご提案させて頂きます。
お問合せ方法・・現在ご使用中の型式をお調べの上ご連絡ください。
・お電話・FAXでの受付(tel/fax№ 086-287-2226)
●ブロワー(エアーポンプ)選ぶ
ブロワーの故障かな??
●ブロワー(エアーポンプ)が故障かな??
ブロワーが故障かなと思ったら確認してみてください。
処置をしてみても変わらなければ補修部品の交換や修理、買い替えが必要です。
症状・原因
全く動かない・・・停電、電圧低下による起動不良、電源コードの断線が考えられます。
処置
電源コンセントに規定電圧(AC100V)の電源が来ているか確認してください。
ヒューズ・ブレーカなどが断路になっていないか確認してください。
症状・原因
吐出空気量が不足・・・配管や散気管の目詰まりや空気の漏れ、ゴム弁の破損・ピストンの寿命が考えられます。
処置
★配管や散気管の目詰まり
配管や散気管の清掃をしてください。変化がなければ修理が必要です。
★空気の漏れ
配管・吐出ホースの点検をしてください。異常がなければ修理が必要です。
ボルトに緩みがないか確認してください。
★ダイヤフラムまたはピストンの寿命
ダイヤフラムセットまたはピストンセットの交換が必要です。
症状・原因
音が大きい・・・ブロワーと建物が接近または他の物と接触している。
処置
ブロワーの位置を変えてください。接触物があれば除去してください。
症状・原因
音が大きい・・・空気の漏れが考えられます。
処置
配管・吐出ホースの点検をしてください。異常がなければ修理が必要です。
ボルトに緩みがないか確認してください。
症状・原因
音が大きい・・フィルターカバー・上ケース・電源コードなどの取付け不良による接触音が考えられます。
処置
フィルターカバーを正しく取付直してください。
上ケースのねじに緩みがないか確認してください。
コードの取付けを確認してください。
症状・原因
音が大きい・・・異常音がする。
処置
定期補修部品の交換が必要です。 お問合せ下さい。
症状・原因
異常発熱(正常は50℃以下)・・・フィルタエレメントまたは吸入口の目詰まりが考えられます。
処置
フィルタエレメントの清掃か交換が必要です。
吸入口の清掃を行ってください。
症状・原因
異常発熱(正常は50℃以下)・・・交換時期を経過した部品による性能低下が考えられます。
処置
フィルタエレメント・ダイヤフラム・ゴム弁・ピストン・ガスケット・などの補修部品の交換が必要です。
症状・原因
異常発熱(正常は50℃以下)・・・配管内のバルブが正規の位置になっていない可能性があります。
処置
浄化槽メーカーの推奨する位置にしてください。
症状・原因
異常発熱(正常は50℃以下)・・・接続ホースの折れ曲がりやつぶれが考えられます。
処置
接続ホースに折れ曲がりやつぶれがないか確認してください。
症状・原因
異常発熱(正常は50℃以下)
処置
ブロワーに箱やビニールなどがかぶさっている場合は除去し、風通しの良い場所に設置してください。
ブロワーの取替え(取付け)方法
ブロワーの電源を抜きます。
⇓
地面から出ている配管とブロワー本体につながっているゴムチューブを外します。
外れにくい場合はカッターなどでで古いゴムチューブに切れ込みを入れます。このときゴム管止めはずらしておいてください。
地面から出ている配管とブロワー本体の吐出口部分に傷をつけないよう注意してください。
また、作業中、手などを切らないよう注意して下さい。
⇓
古いゴムチューブを取り外し新しいものに取り替えます。
⇓
地面から出ている配管とブロワー本体に接続します。
この時、ブロワーが水平になっているか必ず確認してください。
⇓
電源を入れて取替え完了です。
2口(タイマー付)のブロワーの取替え(取付け)方法も同様ですが、
散気・逆洗の位置を間違えないよう注意してください。
購入する際も必ず散気・逆洗の位置を確認してください。
上記の流れで取替え(取付け)のできないブロワーも過去には販売されております。
こちらのブロワーからの取替え(取付け)も可能ですので問合せ下さい。(別途接続部品が必要となります。)
- 2015.09.29
- 11:33
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